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  • jisokakehashi

2021年9月12日第5回交流会

更新日:2021年9月18日


児相と親子の架け橋千葉の会 第5回交流会が鎌ケ谷市中央公民館で行われました。

今回も新型コロナウィルス感染防止にご協力いただきながら、沢山の会員の皆様にご参加いただけました。

また、個人情報保護の誓約書を提出していただいた上で会員や議員のリモートでの交流会参加もありました。


開会から代表からの挨拶、新たに相談役に就任した各務雅彦川崎市議会議員から挨拶をいただきました。

活動報告として、社会福祉審議会や児童福祉審議会に児童相談所をチェックする第三者機関としての働きはできないのか、

社会福祉協議会に児相に対する苦情を受け付ける業務は請け負えないのか等の確認をした事の報告がありました。


今回の参加者の事例報告は2例のお話がありました。

事例1では一時保護所から児童が複数回の脱走を経て保護解除へ至ったご家庭のお話、

事例2では行政不服審査を通じて施設入所児童の家庭復帰を求めているご家庭のお話がありました。

事例報告されたご家族の生々しい体験談に、参加者は真剣に耳を傾けていました。

その後の質疑応答では参加者間で活発な意見のやりとりがありました。


岩波初美千葉県議会議員の下で勉強中のインターン生の方より「子供の権利に関する行政の動向」のレポート報告がありました。

2005年から大規模調査を行い「子どもが大切にされる千葉県をつくるための指針」を作成したにも関わらず、具体的方策が実行に移されていないなどの千葉県の問題点や、厚生労働省子ども家庭局のワーキングチームによる検討会には「子どもの権利を守るための仕組みとして児童福祉審議会が十分に機能していない」と問題意識があるなどが挙がりました。


レポートはこちらからお読みいただけます。

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参加者の自己紹介時間では、初参加されたご家族の方々からもそれぞれのご家庭で起きた事、児相に対して問題だと感じる点、子どもの将来を案じる心情などをお話が沢山聞くことができました。

一時保護を経験した方から

・児相は教育に良くない。学校に行きたい気持ちを押しつぶされる

・一時保護所は地獄だ。二度と行きたくない

・職員による暴力が横行していた

など発言がありました。

その他ご家族からは

・誤認保護で子どもを連れて行って、子どもをなかなか帰さず皮膚感染症に罹患させ放置し、謝罪の言葉もない。

・保護後、子どもは学校でいじめにあうようになり、転校せざるをえなくなった。

・周囲の人間に相談しても児相の味方ばかり。本当に相談できる場所が全然ない。

・児相に関わると目の前が真っ暗になる。

・市民の権利を使うと「反省してない」とされ更に重い処分を追加されるのはフェアじゃない。

・子どもが大人を信用できなくなっている。そんな子どもの未来を救わないといけない。

・「子どもの権利」が「子どもの利権」になっているのではないか。大人が勝手に「これが君の幸せだ」と押し付けるのは良くない。

・養護施設から子どもを引き取り愛情を持って抱きしめたら性的虐待の疑いと言われて納得できない。

・黒塗りの書類は児相が書いている児相中心の事実で、両親の意見が反映されていなかった。

・子どもが保護を望んでいない。親子分離の辛さは忘れることができない。

・児相は里親を部下のように扱っている。児相は子どもの今までの人生を否定している。


などの発言がありました。



最後にご参加いただいた議員の方々からのお言葉(抜粋)を発言の順に掲載します。


■秋葉就一千葉県議会議員

 東上総児相の第三者評価の結果に関して紹介とコメントをしたかったが、2ヶ月以上前から昨年度の成果物を要求しているが出されない。

 県民の当たり前の感覚が県に伝わってない。県公式サイトに出てない情報が多い。県議に個別メールでのお知らせもない。

教師2人が懲戒免職や50代・60代男性が自宅療養中に県の確認不足で死亡など。

 県議がなめられている=県民がなめられていると感じている。


■矢崎堅太郎千葉県議会議員

 知事が代わり、少しずつでも千葉県の在り方を変えたい。


■宮川伸衆議院議員

 (今日の話は)自分も親として共感出来る。厚生労働省へ陳情する機会を作っている。実態を知っていただく。

 児相の問題は解決しなければならない重大な問題。


■岩波初美千葉県議会議員

 1月に会は立ち上がった。100事例ほど話を聞いている。日本中でもこのような会はほぼ無く、会の重要性・必要性を感じている。

 児相を管轄している部署の室長には「個別の事例に対して知りたくありません」と対応される。

 第三者委員会の事は「たかだかワーキングチームが出してることでしょう」と言われる。

 対策を急いでいただく。(児相問題は)後回しにするべきではないと決意している。


向かって左から平井代表、秋葉就一千葉県議会議員

発言中の秋葉就一千葉県議会議員

向かって左から矢崎堅太郎千葉県議会議員、平井代表、宮川伸衆議院議員

発言中の矢崎堅太郎千葉県議会議員

発言中の宮川伸衆議院議員


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