児相と親子の架け橋千葉の会 第7回交流会が鎌ケ谷市中央公民館で行われました。
今回も新型コロナウィルス感染防止にご協力いただきながら、沢山の会員や議員の皆様にご参加いただけました。
また、個人情報保護の誓約書を提出していただいた上で会員のリモートでの交流会参加もありました。
開会から平井代表からの挨拶と注意事項の説明がありました。
■事例報告1「児相の誤認保護で、3年半子どもと引き離されたことに関して」
事例報告に先立って岩舘愛子さんによる県庁への提言申立時の動画が上映されました。
申立に同席した岩波千葉県議会議員より、岩舘さんの件の説明がありました。
記者会見で岩舘さんが強く伝えたかったのは「児相は自分を人として扱わなかった。今後は児相に関わってほしくない」との事でした。
今回の千葉県への提言は
①社会福祉審議会に児相の機能不全に対する意見を求める
②独立した第三者機関の導入を求める
内容でした。
その後リモートでの参加となった岩舘さんから
・行政の反応が鈍く、未だに反応がなく不安であること
・そのような状況に尻込みすることなく弁護士とともに千葉県へ掛け合っていく
とのコメントをいただきました。
■事例報告2「一時保護解除されたお子さんのお話①」
児相側が経緯の誤認を認めた後も長期に渡り保護が継続されたこと、お父様お母様の辛い気持ち、お子さんのお話から児童相談所内で虐待が発生、目撃したことの報告がありました。
千葉県児童家庭課へ「児童相談所内で起きた虐待」として通報するとの報告がありました。
■事例報告3「一時保護解除されたお子さんのお話②」
会からお子さんへの聞き取り調査の報告がありました。
近頃一時保護解除となったお子さんの話からは
・母親との面会を希望したが保護解除直前まで認められなかったこと
・保護所での食事が美味しくなかったこと
・とにかく早く帰りたかったこと
・自身が保護されたことについて納得していないこと
・子どもの権利ノートについては児相から存在も知らされていないこと
・被害に遭ったことよりも保護所の方が辛かったこと
・心理診断の結果を伝えられて「(児童心理司は自分の事を)まるでわかってない」と思ったこと
・「一時保護所での生活では良かったことは何も無い」と感じていること
・児相の一時保護所は安心安全ではないこと
・泣いている幼児達に優しくない職員達を見て心が痛んだこと
などが伝えられました。
■その他
岩館さんへの質疑応答、参加者からそれぞれ児相で経験したこと、直面している問題について沢山の意見がありました。
ご参加いただいた議員からは
・児童相談所の誤認保護の問題は初めて伺った。
・厚労省のガイドラインを読んだが現場での具体的な取り組みになっていないと思った。
・児相問題を誤解していた。初めて伺って目からうろこだった。もっと勉強しないといけない。
・保護者の人たちがどこにも相談できない。大人のケアも必要だと感じた。
・誤認があったときにどう動くか、それを児相に求められている。周知が必要。
・児相の話はいろんな方が引いてしまう。虐待通報された人は親に問題があると見られてしまう。偏見を払拭する必要がある。
などのご意見をいただきました。
平井代表から「児相被害者の話はなかなか世に出づらい。みなさまよろしくおねがいします。」と閉会挨拶がありました。
閉会後、自由な交流時間が設けられました。
以下、参加者様からの交流会参加後の感想です。
1日も早く皆さんの我が子を抱ける日が来る事を願い祈るしか出来ませんがまた何かあれば情報提供したいと考えています。
どこにもすがれない思いを架け橋さんで
対応していただき本当に心強く気持ちも整えられたので偉大な会だと感じています。
今後も少しでも多くの親子を救えてもらえたらと思います。
ありがとうございました。
(参加者・女性)
※2022/05/01 修正
岩舘さんのお名前が誤って「岩館さん」となっておりました。謹んでお詫び申し上げます。
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